成功者の声:精神障がい3級 T.Tさん(27歳)

障害をオープンにして就職したことで配慮してもらえています

Q. 就職活動で大変だったことは?

A. 私は今までやりたかった仕事に就いていました。しかし、その業界全体の特徴で、夜が遅く、仕事量も多く、 そんな中精神障害を発症いたしました。やりたい仕事だったし、転職の際も本当は同じ業界に行きたかったです。 でも、また同じ業界に行けば、体を壊すことは目に見えています。そう思うとあきらめざるを得なかったんです。
そこから新しく“やりたい事”ができるような職種を探しましたが、その過程が一番大変でした。 その間、色々な人に出会って「何かを作る」という企画の道を見つけることが出来ました。 企画で仕事を探していると、「人事は企画という側面もあるよ」とアドバイスをもらい、やりたい職種が徐々に見えてきました。

Q. 今回障害者手帳を使って就職活動されましたが、いかがでしたか?

A. 障がい者手帳を使って就職する人が少ないので、多くの企業は障がい者の法定雇用率を満たしていません。 そのため、多くの企業は積極的に障がい者を採用しようとしています。結果として、手帳を使えば入社しやすくなる面はありますね。 そして、入社してから感じたのは、障害に対する配慮がもらえるということです。障がい者手帳を一つのツールとして考えて就職活動してもいいかもしれないと思います。
また、クローズして仕事を探すと、障がい者枠を持っていない企業にも入れるメリットがあると思います。しかし、場合によっては時間的にきつかったり、 病気の症状が辛くても職場に言い出せないこともあると思います。そうしたメリットとデメリットを考えて、オープンにするかクローズにするかを自分で決める必要があると思います。
私の場合は、クローズで仕事を探して一社内定が出ていました。しかし、残業もあるようでしたし、体調面を考えてやめました。 オープンにして就職したことで配慮してもらえることがありがたいです。

Q. 人事のお仕事に未経験で就かれましたが、慣れましたか?また、障害をオープンにして就職して周囲の理解はありましたか?

A. 今は色々な仕事を試して、仕事の幅を広げているところです。全体を見渡せるようにいろいろな担当の方と関わる仕事をまかされ、 育てようとしてくれているという会社の配慮を感じます。コミュニケーションについてもとても勉強になっています。
入社してすぐに「(精神障がい者と)どう付き合っていいのかわからない」とストレートに言われました。そうなんだろうなぁと素直に思いましたね。 時間や仕事など、配慮したいという気持ちが伝わってきます。入社してしばらくは、週5日の勤務が大変でしたが、今はこのペースに徐々に慣れてきています。

Q. お薬について教えてください。

A. 昼食後に精神を安定させる薬を飲んでいました。その薬は眠くなる副作用がありました。そのため、就職してから昼の薬を抜くように、 お医者さんと相談して変更しました。薬を抜くのも副作用があって、一時期は辛かったです。

Q. JBを利用してみて、感じたことは?

A. JBにお世話になり始めてから一ヶ月で就職が決まったので、ラッキーでした。それまでの就職活動の苦労が実を結んだのかも知れません。 しかしなんといっても、JBの方に、仲介に尽力して頂いたことが、大きいと思います。

Q. 障がい者の方にメッセージがあれば教えてください。

A. 就職活動はあくまで主体は自分。決めるのは自分だとおもいます。最後に自分の面倒を見ることができるのは自分だけだと思います。 周りの意見に簡単に左右されないような軸を持って就職活動ができれば、いい方向に向かうのではないかと思います。

コンサルタントより

あくまで自分主体で、という強い精神力で就職活動されていました。自分の体調を考えて、やりたい事を模索したことも良かったと思います。 やりたい仕事を探すことは大変ですが、「ものづくり」という視点から仕事を考えたというのは多くの方に参考になるお話だと思います。 視野を広げ、視点を変えて仕事を探せばやりたい仕事もきっとみつかると思います。