成功者の声「働きたいという気持ちを表現していれば、情報は入ってくる」

両側片麻痺2級(車いす) K.Hさん 49歳 在宅就労

Q. どのような就職活動を行いましたか?

A. まず、ハローワーク主催のパソコン教室に通いました。就職するにはPCスキルは必要だと思ったので。そこで、ビジネス用PCスキル(初級)の勉強をしました。就職はどうしてもしたかったけれど「障がい者=PC」というのは嫌でした。外に出たい、社会に出たいという気持ちが強かったんです。そんな中、知人から就職の話をいただきました。それは、週に一度出社してPCを使った作業をするというものでした。ただ、障がい者を雇ったことのない会社という点に不安があったのと、会社の周囲の環境がバリアフリーではなかったので、就職を断念したことがありました。

Q. 今回は在宅就労ですが、希望とは違ったのでは?

A. はい、初めに話を伺ったとき“やっぱりPCなんだ”と思いました。
でも、せっかくもらったチャンスなので面接には行きました。すると在宅就労ではありますが、外出することが多い仕事だったんです。チャンスがまわってきたと思いました。

Q. 就職活動で苦労されたことを教えてください。

A. モチベーションを持ち続けていることが難しかったです。活動していると、不安や心配がたくさんあり、そんな気持ちを持ちながら前向きな気持ちでいることは大変でした。精神面のことが一番の苦労ですね。

Q. 面接で気をつけたことがあれば教えてください。

A. ドアの開け閉めなどのマナーに気をつけたいと思いました。でも当日は風邪をひいていて、声も良く出ない状態でした。思い出せないくらい緊張していました。面接の前に、ユニバーサルハンズのカウンセラーと話をしました。緊張をやわらげてくれて、とても心強かったです。
面接が始まっても緊張していましたが、支えてもらっていると思うと安心できました。

Q. 今まで施設に通っていましたが、就職後の不安はありましたか?

A. 今まで通っていた施設の職員さんは、とてもフレンドリーな方ばかりで、そういった方たちがいたから生活できていました。就職をしたいといったときも、ポンっと背中を押してくれました。今後はこのサポートがなくなるという不安はたくさんあります。自分でいろいろ探さなきゃならないんです。
でもやってみると在宅就労なので、自分で時間を見つけて色々探すことはできたんです。最近はリラックス方法を見つけて、一人でも息を抜くコツを覚えてきました。 少しずつですが、今まで以上に自分らしい生活ができるようになっています。

Q. ユニバーサルハンズを利用してみていかがでしたか?

A. 今までは、ハローワークやNPOを利用していました。NPOには大変お世話になっていましたが、なくなってしまい困っていました。ハローワークは手続きが面倒でしたが、ユニバーサルハンズは手続きが楽でしたし、精神面でもフォローしてもらえるのが良かったです。

Q. これから在宅就労する人へ何かメッセージを下さい。

A. 「怖がらないで一歩を踏みだそうよ。半歩でもいいから前に出てみようよ。思っているほど怖くないよ。」と言いたいです。 仕事したいけど無理だなって諦めている人が、私の周囲にもいます。 私は働きたいという気持ちを周囲に伝え続けてきました。それ以外にもやりたいことがあれば“これがやりたい”って表現しています。希望をもって周りに話していると、いろいろな情報が入ってくるようになるし、道も開けてきます。一日も早く協力者を探すといいですよ。 何かを表現したとき、嫌なこともいっぱいあります。でも、自分の使える部分、動く部分はどんどん使って話したり聞いたりするといいと思います。